えらそうに座っているオールバックの男。

ほんとに同一人物?と思ったけど、気配は似ているし、ラインも同一人物だと言っているからそうなのだろう。

とりあえず、でこピンでもしてみるか?









Square One #4







「どうも、こんな素敵な場所に招待してくれて有難う。」


はにこりと笑って自分の前に座る男に言った。


「まぁ、そう棘のある言い方するな。」


(コイツ、口調まで変わってやがるよ。)


「団長、その女なにか?」

「盗人と被害者の関係ですが、何か?」


がそう言うと、クロロは苦笑しながらの腕時計を出した。


「探し物はコレだろう?」

「あたり前じゃない。さっさと返して。」


そういうと、クロロは考え込むように、ふむ、と言った。


「タダでは返せんな。」

「はぁ?」


は眉を寄せてそう言うと、鉄扇を手に取る。
その行動に回りにいたグラマラスなお姉さんことパクノダと、厳つい男ことフィンクス、そして先ほど話したフェイタンが に殺気を向けてくるのが感じられた。
が、そんなのお構いなしには鉄扇をクロロに向ける。


「あのねぇ、私が返せって言ったら返すの。そういうことになってんの。だからさっさと返せ。」

『相変わらず横暴だな。』


の行動に警戒していた一同がラインの声を聞いていぶかしげに眉を寄せる。


「ちょっとライン、あんたどっちの味方なのよ。」

『本当のことを言っただけだ。』

「・・・・・とにかく、アレ、さっさと取り返してよ。」

『仕方ないな。』


ラインは呟くと共に、即座にクロロの背後に実体化して、さっとクロロの手から腕時計を取り上げた。


それに目を見開くクロロ。


「悪いが、コレはあれにとって大事なものなんでな。返してもらうぞ。」


そしてすぐさまの隣に移動して、腕時計を渡す。


「サンキュー。」


腕時計を渡すと、ラインは自分の仕事は終わったと言わんばかりにすぐさま姿を消した。


「お前、具現化の能力者か?いや、しかし、人間を具現化するとは・・・・」


クロロは益々面白いといわんばかりに顔を歪めた。


「具現化?いや、実体化って言ってあげなよ。ねぇ?ライン?」

『どちらでも構わんがな。』

「あ、そ。・・・・・てことで、コレ、返してもらったし、私帰っても良いかなぁ?」


そう言って周りを見渡すと、一同、今にも飛び掛ってきそうな雰囲気。


「めんどくさ・・・」


は、盛大に溜息をつくと、帰ろうと歩き出した。


「待て。」


それを止めたのはやはりクロロ。
クロロは攻撃しだしそうな仲間を手で制し、続ける。


「俺らの仲間にならないか?」

「・・・団長!?」

「何言てるか」

「ほんと、何言ってんのよ、アンタ。」


フィンクスとフェイタンが抗議するのに乗じても抗議する。


は帰るところも無いんだろう?」


はそう言われて確かに。と頷いた。


「衣食住を保障する。その代わり、仕事を手伝ってもらう。いい条件じゃないか?」

『いい話じゃないか。何が不満なんだ。』

「ラインは黙っててよ。壊すわよ。」

『・・・・・・・』



は考え込む。
今、はここで通用する金銭を持ち合わせていない。
しかも文字も読むことができない。
そもそもこの世界がどんなものかがさっぱり分からない。


どうやら仲間になって、こちらの情報を集めたほうがよさそうだ。














「・・・・・・分かったわ。」
















は仕方なくそう応えた。